口腔と全身疾患の関係
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高血圧
高血圧症の方の歯科治療で問題となるのが、麻酔と抜歯です。麻酔薬の中には血管収縮剤という成分が含まれているので、これが原因で血圧が上昇する可能性があります。また、出血した後に血が中々止まらないこともあります。 しっかり、薬でコントロールすることも大切ですが、血圧が高くなるような食生活は避けるようにしましょう。
糖尿病
歯周病と糖尿病は深い関わりがあります。歯周病にかかると、血統を左右するインスリンのはたらきを妨げ、糖尿病を悪化させる可能性もあるので注意が必要です。
腎臓病
腎臓の働きは、血液や骨を作る機能、血液を遮過して老廃物を排出するなどがあります。その中でも慢性腎臓病とは腎臓の働きが悪くなってしまう病気です。では、歯周病と慢性腎不全との関係はどのようなものがあるのでしょうか。歯周病が進行すると動脈硬化と高血圧を引き起こします。逆に慢性腎不全病になると、血液の免疫機能が下がり歯周病の進行を早めます。また、骨を作る機能も低下するという症状もあるので、歯ももろくなります。
骨粗鬆症
骨粗鬆症は閉経後の女性が発症しやすい症状です。ビスフォスフォーネート製剤(BP剤)は骨粗鬆症に大変有効な治療薬ですが、この薬を継続的に使用すると「あごの骨が壊死する」という副作用があることがわかっています。BP 剤を服薬しているのに抜歯してしまうと大変なことになるので、必ず歯科医師に相談しましょう。