口腔と局所疾患の関係
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口腔ガンジダ病
口の中に存在するカンジダ菌という真菌によって、コケのようなものが出来る病気です。健康な人にカンジダ病が発症することは極めてまれです。
口腔ガンジダ症は生命を驚かせることはあまりありませんが、適切な治療をすることが必要です。もし、口腔カンジダ症を発症した場合は、何らかの全身状態に変化があるかもしれません。また、口の中の粘膜が白くなる、入れ歯の下の歯ぐきがただれたなどの症状がある場合は、歯科医院に受診してください。
- 誘引する病気
- がん、血液疾患、免疫不全、結核、糖尿病など
- 誘引する病気
- 疾患がなく発症する人は、乳幼児、高齢者、妊婦など抵抗力が弱い人がなりやすいです。
- 歯科領域で発症する原因
- 唾液の減少、入れ歯の入れっぱなし、みがき残しなどが原因です。
- 治療方法
- 抗真菌剤の入ったうがい薬、ぬり薬、内服薬を使います。数日間、うがいやぬり薬を続ければほとんど治ります。一番重要なのが、口の中を清潔に保つことです。
口腔乾燥
高齢になると唾液の分泌が低下して、口が乾燥することがよくあります。軽度の症状ですと、口の中の粘つき、口臭、歯垢の増加などがあります。重度になると、口腔内の乾燥が進行し、強い口臭、舌のひび割れ、痛みによる摂食障害などの症状が現れます。高齢以外の原因としては、薬の副作用や糖尿病、ストレス、口呼吸などがあげられます。
平均的な唾液の分泌量は1〜1.5リットルと言われており、唾液が不要な食べ残しを消化器官に流してくれます。唾液は抗菌作用があるので、口の雑菌の繁殖を防いでくれています。
特徴
痛みがなく静かに進行していくことが特徴の1つです。腫れたり、何かしらの症状を自覚した時には、炎症が歯槽骨まで行き届き、歯がグラグラしたり、ものが噛めなくなったり、最終的には抜け落ちてしまいます。